労務に使えるAIを探すと、無料の汎用チャットと、会社の規程を覚える専用ツールの2系統に分かれます。どちらが自社の手間を減らすのかを、判断の軸ごとに整理しました。
汎用のAIチャットは、一般的な労働法の知識をその場で答えてくれます。費用がかからず、調べ物の入口としては便利です。
一方で、自社の就業規則や運用ルールは知りません。「うちの場合は」と聞くたびに、規程の条文や過去の運用を貼り付けて説明し直す必要があります。会話を閉じると前提はリセットされ、翌日また同じ説明から始まります。
番頭は、最初に自社の規程・運用・過去の判断を登録しておく設計です。次からは前提を貼り直さずに、自社のルールを踏まえた答えが返ります。
汎用ツールが「一般論を毎回ゼロから」だとすると、番頭は「自社の前提を覚えたうえで一般論を当てはめる」位置づけになります。説明のやり直しと、規程を探す時間が減ることが主な違いです。
使う頻度が月に数回で、一般的な知識を確認したいだけなら、無料の汎用AIで足ります。
同じ規程を何度も参照する、複数人が同じ質問を繰り返す、運用の前提を毎回説明するのが負担、という状態なら、会社を覚えるタイプのほうが手間の総量を減らせます。
自社の規程を覚えた状態での相談のイメージです。答えは一般的な情報の整理であり、個別の法的助言ではありません。
当社の有給の付与ルールに沿って、入社半年の社員の付与日数を知りたい
番頭は登録済みの自社規程を参照し、その会社の付与基準に沿った考え方を示します。汎用AIだと、毎回その規程を貼り付けてからでないと自社基準では答えられません。
前に決めた残業の運用、どうなっていたか確認したい
過去に登録した運用や判断を覚えているため、説明し直さずに前提を引き出せます。会話をまたいで前提が消えないことが、汎用チャットとの体感差になります。
一般的な知識の確認は無料の汎用AIで足ります。自社の規程に沿った確認や、同じ前提を何度も使う相談で説明のやり直しを減らしたい場面に番頭が向きます。用途で使い分けられます。
会社を登録して最初の相談を投げるところまで無料で試せます。記憶のフル活用や規程ドラフト作成が必要になったら有料プランに切り替えられます。
番頭が提供するのは一般的な情報提供と、自社の前提を踏まえた整理です。個別の法的助言や書類作成代行ではありません。最終的な判断は必要に応じて専門家にご確認ください。
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