労務に使えるAIを探すと、無料の汎用チャットと、会社の規程を覚える専用ツールの2系統に分かれます。どちらが自社の手間を減らすのかを、判断の軸ごとに整理しました。
汎用のAIチャットは、一般的な労働法の知識をその場で答えてくれます。費用がかからず、調べ物の入口としては便利です。
一方で、自社の就業規則や運用ルールは知りません。「うちの場合は」と聞くたびに、規程の条文や過去の運用を貼り付けて説明し直す必要があります。会話を閉じると前提はリセットされ、翌日また同じ説明から始まります。
番頭は、最初に自社の規程・運用・過去の判断を登録しておく設計です。次からは前提を貼り直さずに、自社のルールを踏まえた答えが返ります。
汎用ツールが「一般論を毎回ゼロから」だとすると、番頭は「自社の前提を覚えたうえで一般論を当てはめる」位置づけになります。説明のやり直しと、規程を探す時間が減ることが主な違いです。
使う頻度が月に数回で、一般的な知識を確認したいだけなら、無料の汎用AIで足ります。
同じ規程を何度も参照する、複数人が同じ質問を繰り返す、運用の前提を毎回説明するのが負担、という状態なら、会社を覚えるタイプのほうが手間の総量を減らせます。
サンプルの会社情報を覚えた状態での、回答のイメージです。数値や規程の内容は説明用の例です。 番頭の答えは一般的な情報の整理であり、個別の法的助言ではありません。
当社の有給の付与ルールに沿って、入社半年の社員の付与日数を知りたい
登録済みの就業規則では、入社6か月で10日を付与する定めです。週5日勤務の方なら、4月1日入社の場合は10月1日に10日が付与されます。以前確認した「付与日は入社日基準」という自社の運用も、そのまま踏まえています。
前に決めた残業の運用、どうなっていたか確認したい
2026年5月の記録に残っています。残業は事前申請制で、20時以降は翌日組の扱いにするという運用でした。会話をまたいで前提が消えないことが、汎用チャットとの体感差になります。
一般的な知識の確認は無料の汎用AIで足ります。自社の規程に沿った確認や、同じ前提を何度も使う相談で説明のやり直しを減らしたい場面に番頭が向きます。用途で使い分けられます。
会社の登録と、相談・規程ドラフトの下書きは無料プランの範囲でお試しいただけます(1日あたりの利用回数に上限があります)。より多く使いたくなったときは、有料プラン(Entry ¥3,980/月〜)にご自身の操作で切り替えられます。
番頭が提供するのは一般的な情報提供と、自社の前提を踏まえた整理です。個別の法的助言や書類作成代行ではありません。最終的な判断は必要に応じて専門家にご確認ください。
引き継ぎで漏れやすい項目を、A4の2ページにまとめた点検用のチェックシートです。いま読んだ内容を自社で確かめるところまで持っていけます。メールアドレスのご登録だけで、その場でダウンロードできます。
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